「ENTJ(指揮官)の性格について知りたい!」
「ENTJの自分の長所や相性がいいタイプはどれ?」と、気になっている方はいませんか?
今回は、野心溢れるカリスマリーダー・ENTJ(指揮官)の性格について詳しく解説します。
- ENTJの基本的な性格(長所・短所)
- ENTJの恋愛傾向や相性
- ENTJあるある
- ENTJの適職
この記事を読めば、ENTJ(指揮官)の性格や、他のMBTIとの相性、向いている仕事などがまるっと一通り分かります。
個人的な見解を踏まえながら細かく解説しているので、ぜひ目次を使って好きな項目から読んでみてくださいね。
ENTJ(指揮官)の性格
ENTJ(指揮官)は下記の4つの機能を持ち、ハングリー精神にあふれるリーダーです。
【E】Extraverted(外向型) | 思ったことは何でも言うし、初対面でも全然平気 |
【N】Intuitive(直観型) | 抽象的な理論や、未来の可能性を考えたい |
【T】Thinking(思考型) | 客観的かつ論理的で、冷静な判断ができる |
【J】Judging(判断型) | 計画的で、きっちり最後までやり遂げる強さがある |
冷静で戦略的な思考を持ち、とても芯が強い自信家でもあります。
目標達成のための努力は惜しまず、ときに残酷な手段を使ってでもプロジェクトを成功させるでしょう。
人の気持ちに対してはかなり鈍感なため、支配的で悪い印象を持たれることも少なくはありません。
仕事においては非常に優秀な反面で、プライベートでは問題を抱えがちな性格でもあります。
ただ、ENTJが傲慢で力強い性格を貫けるからこそ、普通の人には成しえない高い目標を達成できるのでしょう。
メンタルの強さや確固たる自信はENTJの強い武器でもあります。
常に前向きで周りに左右されないメンタルの強さもまた、ENTJならではの長所と言えます。
ENTJ(指揮官)の特徴
ENTJ(指揮官)の性格の特徴として、一番にカリスマ的リーダーシップを持つことがあげられます。
その他にも、理性的で客観的な判断が得意な傾向があるでしょう。
時間を無駄にしたくない人が多いため、せっかちで短気という特徴も見られます。
ここからはそんなENTJの性格における特徴を具体的に紹介していきます。
最強のリーダー
意志が強く、計画性や実行能力に長けた性格です。
力強い指導力があることからも、最強のリーダーとして知られています。
難しい目標に対しても仲間をストイックに導き、成功を収めることができるでしょう。
冷静で戦略的
理性的で冷静な判断を得意とし、高い戦略思考を持ちます。
斬新でキレのあるアイデアを駆使しながら、どんな場所でも自分の地位を獲得することができます。
経営者や企業家として、ビジネス系の成功者が多いタイプのひとつです。
短気な合理主義者(せっかち)
合理主義者のため、1分1秒を無駄にしたくないと考えています。
普段から歩くのが速かったり、CMや信号待ちにイライラしてしまうことがあるのでは?
特に感情型(F型)の人に対して「で、何が言いたいの?」「いいから結論を言って!」と急かしてしまったり、話の内容を早とちりすることも多いようです。
前向きで芯が強い
前向きで固い意志を持ち、とても芯が強いタイプです。
どんな逆風にさらされても、むしろ負けん気な根性で心を燃やして立ち向かっていきます。
ネガティブな弱音を吐くことはなく、やると決めたらやるのがENTJなのです。
客観的な判断力
冷静な判断力があり、自分のことさえ他人のように客観的に見ることができる視点にあります。
これにより予想外のトラブルが起こった際にも、臨機応変で冷静な対処が可能になるのです。
自分軸を強く持ちながらも主観で判断しない点は、リーダーになるうえでとても重要な資質であると言えるでしょう。
負けず嫌い
何事にも勝たなければ気が済まないため、極度の負けず嫌いです。
勉強、かけっこ、本を読むスピード、給食をいかに早く食べ終わるか…小さなころから全ての物事が勝負だと考えています。
こうした反骨精神こそがリーダーとしての強さを形成している、と言えます。
しかし、客観的な思考に長けるENTJは、自分に非がある場合には負けを認めることもあります。
(基本的に異論を一切認めない性格なので、自分から過ちを認めるのはとてもレアなケースでしょう。)
心を理解するのが苦手
ロボット並みに理性的なので、心というものを理解するのが苦手です。
相手の気持ちや境遇に対して深く共感することはもちろん、自分の今の気持ちさえよく分かっていないことも多いのです。
人生において本当に必要なパートナーを探す際には、心が豊かで思いやり深いサポーターであることを条件に入れると良いでしょう。
ENTJ(指揮官)の長所
ENTJ(指揮官)の長所としては、やはりカリスマ的リーダーシップがあげられます。
それから決めたことをやり切る意志の強さも長所のひとつです。
ここではENTJの良いところを3つ紹介します。
カリスマ的リーダーシップ
最も秀でた特徴は、何といってもカリスマ性のあるリーダーシップです。
強い意志で仲間を成功に導いたり、戦略的かつ冷静な思考で危機を乗り越える能力があります。
何を差し置いてでも、リーダーとしての才能は必ず開花させるべきです。
社会の歯車として退屈な時間を過ごさず、クリエイティブで昇進が見込める職場を選んだり、失敗に臆せず大胆な行動を起こしていきましょう。
鋼のメンタル
常に揺らぐことのない自信を持っています。
積み上げてきた努力からくる自己肯定感の高さであると言えます。
また、理性的で頭の切り替えが早いという特徴もあります。
大きく凹んでしまうことがあったとしても、3日とかからず普段通りに戻っているでしょう。
目標達成力が高い
向上心がとても高く、優れた野心家としても知られています。
目標達成のためならストイックな計画も犠牲も厭わないため、必ず成功を勝ち取ることができるでしょう。
特にビジネスにおいて、非常に有能で強い才能を持つタイプです。
ENTJ(指揮官)の短所
今度はENTJ(指揮官)の短所についても確認していきましょう。
ENTJの苦手な分野をざっくり言うと「人を理詰めすること」「傲慢」という点です。
自分にも他人にも厳しくなりがちな、ENTJらしい短所を3つまとめました。
高圧的で傲慢
とても威厳のあるオーラが出ている人が多いため、高圧的な印象を与えることも多いでしょう。
個人差はあれど、傲慢であることは否めません。
場面によっては、物腰を柔らかくしたり、相手に深く共感するスキルも必要です。
冷酷
本来の目的を達成するためならば手段を択ばないという一面があります。
確かに目標達成力は素晴らしいものですが、一切の情けをかけずに人を切り捨ててしまう部分は考え物です。
人の気持ちについて理解する必要が大いにあるでしょう。
すぐ理詰めしてしまう
たとえ小さなことでも間違いを指摘せずにはいられない性格です。
少しでも違うと感じたり、自分に対して誤解された場合には、有無を言わさずに必要以上の理詰めで相手を追いやってしまいます。
ただ、本人も相手を傷つけたことは理解できるため、「またやってしまった…」と反省しているようです。
ENTJ(指揮官)あるある
ENTJ(指揮官)なら共感できるENTJあるあるを紹介します。
平和主義者に嫌われがち
好戦的で何事にも勝負を持ちかけるため、平和主義なタイプに嫌われがちです。
相手を威圧して思い通りにコントロールしようとする部分が、とても傲慢だと感じるのでしょう。
それでも、目的達成のためなら嫌われることさえ厭わないところが、ENTJの強さだと言えます。
たまにサイコパス
悪役やボスキャラに多いタイプ(例えばスーパーマリオブラザーズのクッパなど)なので、性格が悪いという印象が強いようです。
さらに冷静で切り替えの早い思考を持つことから、サイコパスだと思われることもしばしば…
しかし、MBTIだけでサイコパスと断定できるものではありません。
仕事上は冷酷な判断したとしても、愛情深く義理堅いところがあり、倫理観をしっかりと持つ人も多くいます。
よほど自覚症状に悩んでいる場合を省き、サイコパスを疑う必要は一切ないでしょう。
定期的に自分の心を見失う
他人の感情はもちろんのこと、自分の気持ちに対しても疎いです。
理性的かつ物事を客観視しすぎるあまり、心というものが何なのかよく分からなくなってしまうことがあるんだそう。
たまには自分の気持ちだけに従ったり、欲求に素直になる時間を作りましょう。
心を見失ったときは、緑の多い公園でゆっくりと散歩をするのも効果的です。
リラックスしながら自然を感じることで、五感を刺激してアイデアを深めることができますよ。
無能が大嫌い
要領がいいため、たいていの物事を器用にやってのけることができます。
そして何事も自分基準で考え、自分よりも仕事ができない人間を「なぜ私に出来ることができないのか」と、無能認定してしまいます。
いつか多くの無能(心優しいサポーターさん)がたくさんいることで、思いやりのある世界が循環できていることに気付けると良いですね。
向上心の鬼
向上心がとても強く、難しい課題であるほど燃えます。
達成した時の気持ちよさや、負けず嫌いなハングリー精神がそうさせるのでしょう。
普通の人なら絶対に出来ないと考えるような高い目標を立て、持ち前の頭脳を活かして達成することができます。
格の違いを証明するため(勝負に勝つため)の努力は1ミリたりとも惜しみません。
ENTJ(指揮官)の恋愛傾向
ENTJ(指揮官)は恋愛に関しても、本気で勝負をする傾向があります。
好きになったら一直線で熱烈なアプローチをしますが、将来性がないとスパッと諦める切り替えの早さも特徴です。
また、ドSで亭主関白なイメージが強い反面で、関係が深まると甘えんぼな一面を見せてくれます。
ここからはENTJの恋愛における傾向を解説します。
モテようとすればモテる
社会人になると特に、恋愛そっちのけで仕事に熱中することもあります。
感情に寄り添うことが苦手な上に、高圧的で人が寄り付きにくいため、モテる要素は少ないでしょう。
ただ、普通に社交的で趣味も悪くないので、モテようとすれば普通にモテます。
恋愛も勝負だと思っている
何事にも勝たなければいけないと考えており、恋愛も勝負だと考えているようです。
好きになったら積極的にアプローチを仕掛け、ときに戦略的な駆け引きを取り入れながら、相手のハートを手に入れようとします。
意外と甘えん坊
信頼が築かれるにつれ、意外と甘えてくれます。
他人よりメンタルが強くて隙を見せない人間にも、やはり弱い部分があるものです。
普段は意地っ張りのENTJが素直に寄りかかってくれるということは、相当信頼されていると考えて良いでしょう。
何でも力になってくれる
基本ドSで、ドライな恋愛観を持つタイプです。
その一方で、意外にも心の中では相手のことをとても大切に思っており、特に真面目で優しい子に対しては溺愛してしまう傾向があります。
そしてどんな些細なことであろうと、全力で相手の手助けをしてあげたいと考えています。
ただ、行き過ぎたアドバイスや行動が裏目に出て、嫌われてしまうこともあるようです。
冷めると即別れる
何事にも、白黒はっきりさせることを好みます。
もし自分にとって相手が不要だと感じたり、もはや愛情を感じられないと思った場合には、即刻別れを選ぶでしょう。
一度決めたら貫きとおす性格のため、弁解の余地は一切与えません。
ENTJ(指揮官)の相性
ENTJ(指揮官)と相性のいい性格は下記の4タイプです。
- ISFJ(擁護者)
- ESFP(エンターテイナー)
- ISFP(冒険家)
- INTJ(建築家)
この4タイプとは、精神の深い部分に繋がりを持つことができます。
そこで、恋愛や結婚などの人生のパートナーとして付き合う際に最も良い相性となります。
友達として付き合うなら、ESTJ(幹部)や、INTP(論理学者)もおすすめです。
ISFJ(擁護者)
相性の良さ:
白黒はっきりする2人
衝突関係
ISFJはとても穏やかで心優しいサポーターです。
周りの空気を読むことが得意で、温かい思いやりと誠実さが魅力のタイプです。
パートナーを献身的に支えてくれるところも、ENTJとの相性がぴったり合うでしょう。
苦手な部分を補い合うことができ、良い補完関係になることができます。
ただし、お互いに頑固で譲れないことが多いのも事実です。
ISFJが気持ちを主張してきたときは、時間をかけてでもしっかりと話を聞いてあげることで上手くいくでしょう。
INTJ(建築家)
相性の良さ:
双子みたいな2人
鏡像関係
INTJは猜疑心がとても強く、洞察力に長けた性格です。
熟考することを得意とし、合理的かつ綿密な戦略を立てることができます。
ENTJとは行動基準や価値観が似ていることから、ストレスなく本音で語り合えるでしょう。
頭が良くて知識が豊富なINTJとは、一緒にいる時間をとても有意義で面白く感じられるはずです。
友達として付き合うほか、恋愛でも上手くいきやすい相性と言えます。
ISFP(冒険家)
相性の良さ:
心地よく補い合う2人
双対関係
純粋で素直な心を持つISFP。
内向的でありながらもフレンドリーで、いろいろなことにチャレンジするのが好きなタイプです。
柔軟性があって優しいISFPとは、一緒にいるだけでとても癒されるでしょう。
健気に一生懸命尽くしてくれるところも、ENTJとの相性がいいポイントです。
上手くいかないときは反発してしまうことも多い関係ですが、仲が深まるにつれて精神的な結びつくを強く感じられるでしょう。
人生を共に過ごすパートナーとして最もおすすめの関係です。
ESFP(エンターテイナー)
相性の良さ:
何故か励まされる2人
活性化関係
ESFPは明るくてエネルギッシュな性格です。
周りを楽しいことに巻き込むパワーがあり、アーティストとして活躍する人が多いタイプです。
一緒にいても不快感がなく、むしろお互いに元気をもらえる関係性です。
ポジティブで前向きなところや、悪ノリが好きなところもENTJと合うでしょう。
お互いを刺激し合いながら、飽きることなく長続きできる相性だと言えます。
ESTJ(幹部)
相性の良さ:
ノリが似ている2人
同族関係
規律に厳しく、強いリーダーシップを持つESTJ。
面倒見が良い性格で、マネジメントにおいて右に出る者はそうそういないでしょう。
自分に厳しいところや、目的意識が強い部分などが似ているため、ノリが合いやすい関係です。
ESTJとは出会ってすぐに意気投合することができます。
INTP(論理学者)
相性の良さ:
2人きりだと良い感じな2人
消化関係
INTPは創造的で柔軟性のある思考を持ちます。
ユニークなアイデアを得意とし、問題を細分化して解決する能力にも長けています。
どこかつかめない感じや、合理主義な性格がとても面白く感じられるでしょう。
実際にINTPが好きなENTJはとても多いと思います。
お互いの欠点が目につきやすいというデメリットがあるため、程よい距離感で付き合う関係が適しています。
ENTJ(指揮官)の適職
ENTJ(指揮官)の適職は、クリエイティブに企画を行ったり、戦略を練るような仕事です。
また、可能であれば経営者として起業したり、リーダーとしての地位を築くことのできる職種に就くことで本領を発揮できるでしょう。
逆にいくら給料が高いとしても、思考を放棄した単純作業やルーティンワークは続けられません。
高い目標を掲げながら、リーダーとしての率先力を活かせることがENTJにとっては重要な条件となります。
向いてる仕事
戦略的思考を得意とし、他人を説得することを必要とする仕事に適性があります。
常に野心を燃やして高みを目指せる職種を選ぶことで、やりがいと結果を得られるでしょう。
下記がENTJに向いてる仕事の一例です。
- 経営者
- 起業家
- 実業家
- 営業
- 証券アナリスト
- 経営コンサルタント
- Webマーケター
- ディレクター
- プロジェクトリーダー
- マネージャー
- 弁護士
- 裁判官
- 大学教授
- 医師
- 理学療法士
可能であれば経営や起業なども視野に入れたいところですが、具体的で綿密な戦略・働き手の確保・まとまった資金などが必須となります。
そのため、「まずは企業資金を作りたい」「会社の中でトップに上り詰めたい」と考えている方も多いでしょう。
現実的に考えるのであれば、リーダーとして人を率先するマネージャーや、自分軸で動きやすい営業、コンサルティングが最適と言えます。
向いていない仕事
他人の命令に従うことが非常に苦手です。
また、人の気持ちに温かく寄り添ったり、和気あいあいと協力し合うような仕事には向いていません。
下記がENTJに不向きな仕事の一例です。
- データ入力
- 受付・事務職
- 工場作業員
- 保育士
- 学芸員
- 心理カウンセラー
- 看護師
- ソーシャルワーカー
- アシスタント
- 秘書
- 編集者
- 配達員
- 介護福祉士
- 図書館司書
- アーキビスト
前提として、年功序列であったり、決められた業務をこなすだけの退屈な職場は避けると良いでしょう。
ENTJは非常に優秀で、ビジネスの才能に溢れるタイプです。
もし生まれ持った能力を腐らせてしまうとしたら、本当にもったいないことです。
「自分はもっとやれることがあるのではないか…」と感じたなら、できるだけ早い段階で転職を検討してみてください。
まとめ
この記事では、ENTJ(指揮官)の基本的な性格、恋愛傾向、相性、あるある、適職をまとめて紹介しました。
ENTJの性格をざっくりまとめると…
- カリスマ性のあるリーダー
- 冷静で戦略的
- 合理主義者
- 前向きで強いメンタル
- 心を理解するのが苦手
- 実は弱くて甘えんぼな一面がある
「もっと深く知りたい!」と思ったら、気になる項目を選んで詳細をチェックしてみてくださいね。
INTPは冷静で頭の回転も速く、非常に有能なリーダーです。
Appleの共同創業者であるスティーブ・ジョブズ(本質はENTP)や、ソフトバンク創設者であり代表取締役会長兼社長の孫正義も、ENTJに属しています。
その一方で、他人のマインドを力で制圧しがちな欠点も持ちます。
予想外の窮地に陥ったときほど、部下からの人望の厚さが問われ、普段からの対人関係がものを言います。
思いやり深く献身的で、他人への共感力に長けたパートナーと出会うことで、自身の短所を改めてENTJとしての真価を発揮できるでしょう。